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高血圧、要確認、治療不要

今日のあなたの血圧は正常値より高めでした。 不安や痛み、その他の問題が原因で、一時的に血圧が上昇することがあります。 後で正常値に戻るでしょう。一度だけ高い血圧値が出たからといって、高血圧(高血圧症)であるとは限りません。 高血圧は長期(慢性)的な疾患です。 そのため、数日のうちに再度血圧を測定し、まだ高いかどうかを確認する必要があります。

血圧測定値は2つの数値で示されます。 収縮期血圧は上の数値です。これは心臓が収縮する時の圧力の値です。 拡張期血圧は下の数値です。これは心臓が拍動と拍動の間に弛緩しているときの圧力の値です。 あなたの血圧測定値には、2つの値が一緒に書かれていると思います。 例えば、収縮期血圧が「118」、拡張期血圧が「78」の場合、「118/78」とカルテに記載されています。

血圧は、「正常」、「上昇(高値)」、「ステージ1の高血圧」または「ステージ2の高血圧」に分類されます。

  • 正常血圧。収縮期血圧が120未満、拡張期血圧が80未満(120/80)の場合。

  • 血圧上昇。収縮期血圧が120~129、拡張期血圧が80未満の場合。

  • ステージ1の高血圧。 収縮期血圧が130~139 、または 拡張期血圧が80~89の場合。

  • ステージ2の高血圧。 収縮期血圧が140以上 、または 拡張期血圧が90以上の場合。

血圧の管理には、減量、運動、禁煙などの 生活習慣の改善が役立ちます。血圧がコントロールされているかを確認するために、定期的に血圧を測定しましょう。

在宅ケア

血圧を計測するにあたり、担当の医療従事者は異なる時間帯や異なる日に来院するようお願いする場合があります。 担当の医療従事者が自宅での測定の実施をお願いした場合、1日に何回測定し、何日間測定するかを確認しましょう。 診察室を出る前に、担当の医療従事者に血圧の測り方をお尋ねください。 また、わからないことがあればお気軽に質問してください。

家庭用血圧計を使用する

上腕に血圧計を装着し、テーブルの上に腕を休ませています。もう片方の手は血圧計のスタートボタンを押しています。

自動血圧計の購入を検討してみてはいかがでしょうか。 担当の医療従事者におすすめの血圧計と、あなたの腕にフィットする正しいサイズのカフを尋ねてみましょう。 血圧計はほとんどの薬局で購入できます。

アメリカ心臓協会は、家庭での血圧測定について、以下の内容のガイドラインを記載しています。

  • 血圧を測定する30分前からは、喫煙したり、コーヒー、その他のカフェイン飲料を摂取したりしないでください。

  • 測定前にトイレに行きましょう。

  • 測定前の少なくとも5分間はリラックスしましょう。

  • 背もたれのある椅子に座ってください(ソファや柔らかい椅子には座らないでください)。 床に足をつけたまま、足を組まないでください。 腕をテーブルのような固く平らで安定した場所に置き、腕の上部を心臓の高さまで持ち上げます。 カフの中央を肘の曲がる部分の真上に位置させます。 衣服の上から測定を行わないでください。モニターの取扱説明書から図解をご確認ください。

  • 複数回測定してください。 測定する際は、1分間隔で2回または3回測定します。 結果はすべて記録します。

  • 毎日同じ時間、もしくは担当の医療従事者の指示に従って血圧を測定してください。

  • 日付、時刻、血圧の測定値を記録してください。

  • 次の診察時にその記録を持参してください。 もし、お使いの血圧計に内蔵メモリ機能がある場合、次回の診察予約時にその血圧計を持参するだけで十分です。

  • 高い数値が複数回測定された場合、担当の医療従事者までご連絡ください。 高い数値が1回出るだけで驚く必要はありません。 しかし、もし高い数値が何回か出た場合、担当の医療従事者に確認する必要があります。

経過観察のケア

経過観察の予約にはすべて行ってください。 3日間のうち2日間で血圧120/80以上の場合、担当の医療従事者のもとでさらに評価と治療を受ける必要があります。

先延ばしにしないでください。高血圧は治療できます。 高血圧を治療しないと、心臓発作、心不全、腎臓病、脳卒中のリスクが高まります。

911 に電話してください

以下のような症状が生じた場合、 911 に電話してください。

  • 血圧が180/120以上で、以下に記載した症状のいずれかが認められる場合:

  • 異常な胸痛または息切れ

  • 腕、脚、顔の片側の脱力、またはしびれ感

  • 会話や視覚に問題がある

  • 重度の頭痛

  • 突然の激しい腹痛

  • 強い眠気、錯乱、失神

  • 激しい、または持続するめまいや、ぐるぐる回るような感じ(立ちくらみ)

医療従事者の診察を受けるタイミング

以下のいずれかが生じた場合、直ちに医療機関を受診するか、担当医療従事者にご連絡ください。

  • 何度か検査した結果、血圧が180/120以上で、他の症状がない。

  • ズキズキまたはゴーッという耳鳴りが聞こえる。

  • 鼻血。

  • 軽度、またはめまいや、ぐるぐる回るような感じ(立ちくらみ)

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