肺炎とは

健康な肺

• 空気は、気道と呼ばれる管を通って肺に出入りします。

• 管は細気管支と呼ばれる細い通路に分岐します。これらは、肺胞と呼ばれる小さな袋まで至ります。

• 肺胞を取り巻く血管は、血流に酸素を取り込みます。同時に、肺胞は血液から二酸化炭素（廃ガス）を取り除きます。その後、二酸化炭素は体外に吐き出されます。

肺炎のとき

• 肺炎では、気管支や肺胞に余分な粘液や膿がたまり、炎症を起こします。

• 身体がこれに反応して咳が発生します。咳をすることで過剰な粘膜を吐き出そうとします。

• 咳をして吐き出した液体（粘液）は、緑色または濃い黄色に見える場合があります。

• 粘液が多すぎると、息切れを感じることがあります。

• 炎症や感染症によって、発熱があるかもしれません。

症状

肺炎の症状は警告なしに発生する可能性があります。最初は、風邪やインフルエンザのような症状が現われます。しかし、症状はすぐに悪化し、肺炎に発展する可能性があります。症状は、細菌性肺炎とウイルス性肺炎で異なる場合があります。軽度または重度の場合があります。一般的な症状は次のとおりです。

• 緑色または黄色の粘液を伴う重度の咳が出て、改善しない、または悪化する

• 発熱または悪寒

• 胃のむかつき（吐き気）、嘔吐または下痢

• 食欲不振

• 日常的な活動での息切れ

• 頻拍

• 息を吸ったり咳をしたりするときの胸の痛みや不快感

• 頭痛

• 汗をたくさんかいて肌がべとつく

• 極度の疲労感（倦怠感）